ゲーミングPCをついに購入した。
むしろ持ってなかったの?って感じだと思うが。
ずっと欲しかったのだが、なかなかタイミングがなく、やっと購入することができた。
ノートパソコンではアチアチだった
ゲーミングPCが欲しかった理由は主に以下の3つだ。
・ノートパソコンでゲーム配信をしていたらパソコンが熱くなってしまって動作が止まってしまった
・AI画像生成の学習をやるのにグラボが足りなくて困っていた
・VRChatをMeta Quest 2単機でやっていたので、PCでしか入れないワールドやエフェクトが見られずに困っていた
筆者のノートパソコンは、カスタムレッツノートだ。レッツノートは丈夫なため外に持ち出したときに安心だし、インターフェースが多いのでアダプタを持ち歩かなくていい。とても気に入っているのだが、近年パソコンでやる作業が重くなるにつれ、いい感じのグラフィックボードの載ったゲーミングPCが欲しい〜と思うようになっていた。
筆者は自分のバーチャルな姿を持っている。その姿のLive2Dで配信をしたりしているのだが、ゲームと配信用ソフトを同時起動して動かしていると配信が固まってしまうことがあった。パソコンがアチアチになっていたので、きっとパソコンのスペックを超えた作業をさせていたに違いない。
ゲームとは言ってもドット絵のレトロゲーでそんな調子である。美麗CGのゲームなんて夢のまた夢である。
ローカルでAIをぶん回したかった
筆者はAIにハマっている。もちろんクラウド上でできることはたくさんあるのだが、ローカルでAIをぶん回すことができたら、やれることが格段に広がる。やってみたいこととしては、画像生成におけるLoRAの学習や、RVC(リアルタイムボイスチェンジャー)の学習などである。
今までは、クラウドでできることを一生懸命見つけてやってきたが、ゲーミングPCを買ったら言い訳が効かなくなる。
VRChatもちゃんとやりたかった
筆者は以前、VRoidというpixivのアバター製作ツールを使って、自分のアバターを作成した。VRChatというバーチャル上でコミュニケーションを取るツールの中で、自分のアイデンティティに似たアバターを使いたかったのである。
しかし、VRoidで作ったアバターはポリゴン数などの問題でPCVRでないと使用するのがかなり難しいということがわかった。できないわけではないのだが、かなり高度な技術が必要になる。筆者はゲーミングPC持っておらずMeta Quest 2単機でVRChatに参加しており、PC勢の他のみんなが入れるワールドに入れなかったり、友人の美麗なアバターが見れなかったり、リッチなエフェクトが見れなかったりと悲しい思いをしていた。
VRをもっと楽しみたい。自分らしさをバーチャル上でも表現したい。それを実現するには、ゲーミングPCは不可欠であった。
アップロードできなかったVRoid製のオリジナルアバター
RTX 4070 Super環境で組んだ
購入したのはツクモのBTOパソコンだ。
BTOパソコンのBTOとは「Build To Order」の略で、受注生産でカスタマイズしたパソコンという意味だ。
自作PCを以前使っていたのだが、電源周りに異常が出て使えなくなってしまい、それを直せなかったトラウマで今回はBTOで組み立ててもらった状態のものを購入することにした。
ツクモを選んだのは、なんとなく馴染みがあったからと友人がツクモのBTOパソコンを買っていたからで特に理由はない。
筆者が選んだスペックは以下だ。
グラフィックボードが一番悩んだところだ。
※筆者が購入した直後にRTX5000番台が発表されたことに留意されたし。
どれくらいのスペックが自分に必要なのかわからない。しかも、高い買い物なので、購入してみて必要なスペックより低いものだったら悲惨なことになる。
今回の使用用途で一番グラボの性能が響きそうなのはVRChatなので、VRChatでどれくらいの遊びをしたいかを基準に選ぶことにした。
もちろんお金をかければかけただけ高ポリゴンアバターを大人数見ることができる。
つまり、何人規模のイベントにVRChat上で参加するのか、を考える必要があった。
グラボにお金をかければ大人数イベントに参加しても快適に過ごせるわけだが、そんなに無尽蔵にお金があるわけではない。
VRモードで30人程度のイベントに参加しても快適に過ごせる、というのをイメージしてグラボを選んだ。
30人って十分大人数な感じするしね!
選んだのはRTX 4070 Super(12GB)だ。
VRChatでひっそりと遊ぶには十分なんじゃなかろうかと個人的には思っている。(もちろん遊び方によって必要スペックは変わる!)
AIで学習させたい時にも使えそうなスペックだと思ったので、これで購入することにした。
他には、Core i7にしてみたり、メモリは32GBにしてみたり、WiFiをつけたりした。
なんと自室にイーサネットが引けないためである。
来た!電源入れた!グラボ光るのかっくいい!!
購入してから17日後……ついにパソコンが家に届いた!
届いてからVRChatで友達と遊んで、様々なPCワールドを連れ回してもらった。
もちろん、VRoidで作った自分のアバターをPCでアップロードして使用した!
プールなんてのは、まさにPCVRでしか体験できないなかなか奇妙な感覚だった。本当に水の中にいるように錯覚してしまう。
これが本来のVRChatだったのかあ…そんな声が漏れた。
今まで、Meta Quest 2単機ではなかなかVRChatを楽しみきれてなかったようである。
VRで使ったのは聖遺物「Oculus Rift」
ちなみにHMD(ヘッドマウントディスプレイ)については、Meta Quest 2をパソコンに繋げることもできるのだが、なぜか家にOculus Rift Sという遺物があったのでそれを使用した。Meta Quest 2だとケーブルを工夫しないと充電が切れてしまうのだが、Oculus Rift Sは充電切れがないため、使いやすいかなと思ったのだ。
ただ、重量が結構あるので、Quest用の充電もできるパソコンと繋げるケーブルを購入しても良いかもしれない。
ゲーム配信がサクサク!アチアチにならない!

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