12世代コアで爆速化を実現した世界最軽量モバイルノート「LIFEBOOK UH」実機レビュー

2022年09月03日 10時00分更新

文● 写真ジャイアン鈴木＋編集● ASCII PowerReview軍団

　富士通クライアントコンピューティング（FCCL）は、世界最軽量を更新し続けるモバイル特化型ノートPC「LIFEBOOK UHシリーズ」のニューモデルを発売した。

　本製品は13型ノートPCとして、世界最軽量の約634gのボディーを実現したノートPC。軽量性と同時に、満員電車などでの圧迫、机からの落下などのアクシデントを想定した堅牢性を備えている。

　今回は、第12世代（Alder Lake）のCoreプロセッサーを採用することで、パフォーマンスを大きく向上させている。

富士通クライアントコンピューティング「LIFEBOOK UHシリーズ」直販価格17万6440円～

第12世代（Alder Lake）のインテルCoreプロセッサーを採用することでパフォーマンス向上が図られている

CPUはついに第12世代のCore i7-1255Uに
直販モデルでは5Gを内蔵可能

　LIFEBOOK UHシリーズには、一般販売店モデル2機種、富士通WEB MARTカスタムメイドモデル4機種がラインナップされている。

●一般販売店モデル

・UH-X/G2（実売価格26万3000円前後）
　Win 11 Pro/Core i7-1255U / RAM16GB / SSD512GB / 25Wh / MS Office

・UH90/G2（実売価格25万3000円前後）
　Win 11 Home / Core i7-1255U / RAM8GB / SSD512GB / 64Wh/ MS Office

●富士通WEB MARTカスタムメイドモデル

・WU-X/G2（直販価格21万5380円）
　Win 11 Home / Core i5-1235U / RAM8GB / SSD256GB / 25Wh / Officeなし

・WU2/G2（直販価格17万6440円）
　Win 11 Home / Core i3-1215U / RAM4GB / SSD256GB / 25Wh / Officeなし

・WU4/G2［FMV Zero］（直販価格21万6040円）
　Win 11 Home / Core i5-1235U / RAM8GB / SSD256GB / 64Wh / Officeなし

・WU3/G2［2in1コンバーチブル］（直販価格20万7240円）
　Win 11 Home / Core i5-1235U / RAM8GB / SSD256GB / 25Wh / Officeなし/ペン同梱

　富士通WEB MARTカスタムメイドモデルは、OSはWindows 11 Home/Windows 11 Pro、CPUはCore i3-1215U/Core i5-1235U/Core i7-1255U、メモリーは8GB/16GB/32GB、ストレージは256GB/512GB/1TB/2TB、バッテリーは25Wh/64Wh、カラーはピクトブラック/シルバーホワイト/ガーネットレッド、キーボードはかな表記あり/かな表記なし、MS Officeはなし/あり、ACアダプターは45W/65Wなどからカスタマイズ可能だ。

　なお、WU2/G2のみ5G通信対応を選択できる。また、WU3/G2のみコンバーチブルタイプの2 in 1 PCで、タッチとペン対応の13.3型フルHDディスプレーを搭載しており、アクティブペンも付属する。

　これら以外のスペックは基本的に共通。ディスプレーは13.3型フルHD液晶（1920×1080ドット、60Hz、ノングレア）。ディスプレー上部にはプライバシーシャッター付きの約92万画素ウェブカメラとステレオマイクを内蔵している。

　インターフェースは、USB 3.2 Gen2 Type-C（USB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode対応）×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI×1、有線LAN（1000BASE-T）×1、SDメモリーカードスロット×1、3.5mmコンボジャック×1を用意。ワイヤレス通信はWi-Fi 6（11ax）とBluetooth 5.1をサポートしている。

　本体サイズは307×197×15.5mm、重量は25Whバッテリー搭載モデルが約634g、64Whバッテリー搭載モデルが約898g（構成によって重量は異なる）。バッテリー駆動時間は25Whバッテリー搭載モデルが約11時間、64Whバッテリー搭載モデルが約28時間だ。

本体天面。カラーはこのピクトブラックと、シルバーホワイト、ガーネットレッドが用意。ボディーは約76cmの落下試験、自転車振動試験、約35kgfの一点加圧試験、約200kgfの全面加圧試験をクリアーしている

本体底面。本体中央には強制的に電源を遮断する「OFFボタン」が装備

ディスプレーは13.3型フルHD液晶（1920×1080ドット、60Hz、ノングレア）

キーボードは86キーのJIS配列準拠日本語仕様

本体前面と本体背面。背面には排気口が配置されている

右側面にはフルサイズのSDメモリーカードスロット×1、USB 3.2 Gen1 Type-A×1、有線LAN（1000BASE-T）×1、左側面にはセキュリティーロックスロット×1、USB 3.2 Gen2 Type-C（USB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode対応）×2、HDMI×1、USB 3.2 Gen1 Type-A×1、3.5mmコンボジャック×1が用意

ディスプレーは最大180度まで展開可能。複数人の円座で画面を見ながら打ち合わせなどをする際に重宝する仕様だ

試用機には、ACアダプター、電源ケーブル、説明書が同梱。製品版にはもちろん保証書も含まれる

ACアダプターのコード長は実測180cm、電源ケーブルの長さは実測100cm

ACアダプターの型番は「ADLX45YCC2F」。仕様は入力100-240V～1.3A、出力20V 2.25A、15V 3A、9V 2A、5V 2A

本体の実測重量は635.5g

ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は実測246.4g

超軽量マシンながら
キーボードマイスターが監修のキーボードは上質

　LIFEBOOK UHシリーズのキーボードは非常に上質だ。FCCLのキーボードマイスターの藤川英之氏が監修しているだけに、約634gの軽量ボディーとは思えないほどキーボード面に剛性が確保されており、打鍵感も心地いい。キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmが確保され、文字キーはすべて等幅に揃えられている。フルスピードでテキスト入力できるキーボードに仕上げられている。