ASCII Power Review 第70回
すぐに買って、5Gを体験すべし
Galaxy S20 5G 実機レビュー = 5Gはもちろん速度もカメラも最先端だった
2020年04月02日 13時00分更新
ドコモは3月25日、auは26日、ソフトバンクは27日に、第5世代移動通信システム「5G」のサービスを日本国内で正式に開始し、それぞれ対応端末を発売した。
5Gでは高速・大容量、低遅延、多数接続により、通信情報端末でさらに快適、かつ新たなサービスが提供される予定で、ガジェット好きならいち早く体験したいと思っているはずだ。
現時点では5G対応端末がすべて発売されているわけではないが、サービス開始と同時にGalaxy「Galaxy S20 5G」、シャープ「AQUOS R5G」、ZTE「ZTE Axon 10 Pro 5G」の3モデルがリリースされている。
今回は日本より約1年先んじて5Gサービスがスタートした韓国の「Galaxy S20 5G SCG01(au版)」のレビューをお届けしよう! はたして5Gは掴めるか!?

パッケージには本体以外に、クリアケース、保護フィルム(貼り付け済み)、AKGチューニングマイク付き高音質イヤホン(USB Type-C)、イヤーピース、USBケーブル(CtoC)、説明書、SIM取り出し用ピンが同梱されている
au版Galaxy S20 5Gの背面には
「5G」マークがないっ!
Galaxy S20 5Gはドコモとauから発売されており、本体カラーのラインナップもコスミックグレー、クラウドブルー、クラウドホワイトの3色で同一だ。ドコモ版とau版で外観上の大きな違いは「5G」ロゴのあるなし。ドコモ版は「5G」ロゴがプリントされているが、au版は「au」のみ。個人的には5G端末の初物なので、au版ももっとアピールしてほしかったところである。
基本スペックは、SoCに「Qualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platform」(2.8GHz×1、2.4GHz×3、1.7GHz×4)を採用。メモリー(RAM)は12GB、ストレージ(ROM)は128GBを搭載。最大1TBのmicroSDXCメモリーカードでストレージを増量可能だ。
ディスプレーは約6.2インチQuad HD+ 有機EL(3200×1440ドット、120Hz、HDR10+、ディスプレー内指紋認証対応)。
カメラは背面に12MP超広角(F2.2、1.4μm、約120度)、12MP広角(F1.8、1.8μm、約79度、光学式手ぶれ補正)、64MP望遠(F2.0、0.8μm、約76度)、前面に10MPセルフィー(F2.2、1.22μm、約80度)を搭載。なお上位モデルの「Galaxy S20+ 5G」には背面に深度測位カメラが追加されている。
本体サイズは約69×152×7.9mm、重量は約163g。バッテリーは4000mAhと大容量タイプが内蔵されており、連続通話時間約1680分、連続待受時間約410時間が謳われている。
なお電池持ち時間は、5Gエリアで約125時間、4G LTEエリア/WiMAX 2+エリアで約130時間とされており、前者のほうがバッテリー消費は多いわけだ。
防水はIPX5/IPX8、防塵はIP6Xとされており、おサイフケータイにも対応している。ただしAQUOS R5Gや「Xperia 1 II」とは異なり、フルセグ、ワンセグなどのテレビ視聴機能が搭載されていない点には留意しておこう。

全画面の有機ELディスプレーは「Dynamic AMOLED 2X」と名付けられている。ちなみにGalaxy S20は約6.2インチ、Galaxy S20+は約6.7インチと画面サイズが異なるが、解像度はどちらもQuad HD+(3200×1440ドット)で同じだ

指紋のマーク部分に指紋認証センサーを内蔵。貼り付け済みのメーカー純正ディスプレー保護フィルム以外では、指紋認証センサーが正常に働かない場合がある。サードパーティー製を購入する際には指紋認証センサーに対応していることを確認しよう
SIMカードを5G契約に変更して
5Gにトライしてみた!

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