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だったらGemini Canvasでやるお!

グーグルの「インターネット古参会入会資格審査」が簡単すぎる……そう思った自分はもう若くないんだろうな

2025年06月02日 19時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

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殺伐としたTLに「Canvas」が!!

 グーグルのチャットAIサービス「Gemini(ジェミニ)」に、2025年3月、新機能として「Canvas」が追加されました。

 Geminiと対話しながら、文書の作成・修正やコーディング作業などを進められるというもの。ChatGPTには同名の「Canvas」がありますし、Claudeにも「Artifact」という名称で類似機能がありますね。

 GeminiのCanvasが何ができるか……ということについては、Geminiの公式noteアカウントを見るとわかりやすいかもしれません(Gemini の新機能 「Canvas」入門: アイデアをカタチにする活用法をわかりやすく徹底解説!|Gemini - Google の AI)。

 そんなCanvasのサンプルとしてなのか、Google Japanの公式Xアカウントが「インターネット古参会 入会資格審査 予想問題(2025年度版)」なるものを公開していました。

 「∩゚∀゚∩age」「今すぐ挑戦汁!」などという歴史的な表現にうろたえつつもリンクをタップしてみると、「この度は、インターネット古参会へのご入会をご検討いただき、誠にありがとうございます」という文章から始まる挨拶が。

 ここでは、“インターネット古参”かどうかを試してくるクイズに挑戦できます。「インターネット掲示板などでよく使われたスラング『kwsk』の意味として正しいものはどれですか?」などといった問題に答えることで、審査結果が表示される仕組みです。

「オマエモナー」は「マターリ」担当になった印象だけど
その転換期っていつ頃だったっけ……

 ネタバレになってしまうので問題の詳細には触れませんが、筆者は正直「簡単すぎる」と思いました。悩まずにサクサク解答できたし、問題も“インターネット古参”というよりは「当時の2ch用語では……」と感じるものもある。

 しかし、「簡単すぎる」と感じること自体が、自分がもう若くないという証明なのかもしれません。

 このクイズは、いうなれば「当時の流行語(あるいは“業界用語”)を知っているかどうか?」という内容です。世代ではない人たちにとっては、簡単/むずかしいではなく、知っている/知らないという問題のはず。

 なので、“昔の”ネット用語についての問題に「簡単すぎる、こんなことも知らない(人がいる)なんて!」と思った時点で、単純にその人は“昔の”人なのでしょう。若い層からすれば、単に「世代じゃないよ」という話で終わりですから。

 それよりも、こういった問題のフォームを「AIが作ってくれる」時代になり、それを「SNSで多くの人に手軽に広められる」時代になっていることが重要なのでしょう。アイディアをすばやく形にするのも、それを世界中に広めるのも、昔よりずっと楽になりました。

 “インターネット古参”として、そういった時代の流れを感じ取り、ありがたみを伝えていくことが大切だなと思います。しかし、若い世代に説教くさくないように伝えるにはどうしたらよいのでしょうか? とりあえず、Geminiに相談してみようと思います……。

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