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ROG Strix GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7 OC Editionをレビュー

マルチフレーム生成は真のゲームチェンジャーなのか? ROGのRTX 5070 Tiを旧世代と比較

2025年05月27日 10時00分更新

文● タカフグ 編集●ジサトラヒロム

提供: ASUS JAPAN株式会社

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 今年2月、GeForce RTX 50シリーズの中堅クラスとなる「GeForce RTX 5070 Ti」の発売が解禁された。

 GeForce RTX 50シリーズでは、先んじてGeForce RTX 5090/5080といったハイエンドクラスのモデルが登場しているが、昨今の新GPUは特に高額化する傾向があり、一般のゲーマーではこうしたハイエンドクラスのGPUには気軽に手を出しにくい。

 そのため、70番台~60番台といったクラスを狙う人が多くなっている。そうしたメインストリーム向けの中で見ると、RTX 5070 Tiはハイスペック寄りであり、パフォーマンスにもあまり妥協したくないコアゲーマー向けと言えるだろう。

 そこで、ASUSのRTX 5070 Ti搭載ビデオカードである「ROG Strix GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7 OC Edition」(以下、ROG Strix GeForce RTX 5070 Ti)をレビューし、GeForce RTX 50シリーズの特徴や、前世代までのビデオカードと比較したパフォーマンスをチェックしてみよう。

表も裏もつかってエアフローを強化

ROG Strix GeForce RTX 5070 Ti。左半分のクリアカバー部分にLEDを搭載し、通電時は光る。「Aura Sync」にも対応

 ROG Strixのカードは比較的大型の傾向がある。今回のROG Strix GeForce RTX 5070 Tiは3.2スロットで、前世代のGeForce RTX 4070 Ti搭載カードの3.15スロットから、少しだけ厚みを増している。なお、サイズ自体は332(W)×147.3(D)×64(H)mm となり、フットプリントは前世代より少し小型化している。

 背面を見てみると、通気口ががっつりと大きく開いている。前世代までは格子状になっていたが、今世代はヒートシンクのフィンが露出しており、かなりエアフローを意識した作りになっているようだ。

 ファンは3連。大型化した「Axial-techファン」により、エアフローが31%向上したとのこと。低負荷時にファンの回転を抑える0dBテクノロジーなど、静音性も高めている。

前世代の「ROG Strix GeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X OC Edition」(左)と比較

背面の様子。通気口が格子状ではなくなり、風通しがよくなっている

インターフェースはDisplayPort 2.1b×3にHDMI 2.1b×2。HDMI端子が多いのは使いやすい部分だ

 本製品は、特定の電源ユニットと組み合わせて使用することで電圧を安定させる「GPU-First」という機能を持っている。同社によれば、高負荷のゲーミングやオーバークロック時でも電圧安定性が最大45%向上するという。

 この機能は、「ROG Thor III」シリーズもしくは「ROG Strix Platinum」シリーズの電源ユニットで使用することができる。

特定の電源ユニットと組み合わせると、電圧を安定させるGPU-Firstという機能を使用できる

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